2012年4月28日土曜日

パーキンソンの法則|仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

パーキンソンの法則をご存知でしょうか?

Wikipediaによると、
1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則である。
具体的には、
第1法則 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
の2つからなる。

とあります。

ここでは「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」について考えてみたいと思います。

余分な仕事(計画外の仕事)をしてまう
こんな経験をしたことある人は少なくないはずです。
例えば、
1時間で書類作成すると決め、取り組んだとき、時間に余裕があるからと言って、
・細部までこだわってしまう。
・余分なひらめきが生まれあれこれできないか試してしまう。
 ・必要以上に丁寧にしてしまう。

計画外の仕事、求められていない仕事をするのは余分な仕事で生産性は低いですよね。

与えられた時間や期限を目一杯使ってしまう
こんな経験をしたことある人も少なくないはずです。
例えば、
・1時間で書類作成すると決め、取り組んだとき、時間に余裕があるからと言って、ゆっくり進めて時間いっぱい使う。
・朝いつもより早く起きても結局、家を出る時間は同じになってしまう。

同じ仕事達成量なのに消費した時間が余分に多くなってしまいます。
その結果無駄な時間が発生します。

追い込まれないとやらない
これが一番当てはまる人が多いと思います。
期限が迫り、ぎりぎりになってから本気を出す。
この時だす本気をいつでも出せるようにしたいものです。
焦るとミスも増えます。仕事もプライベートも余裕を持って取り掛かりたいですよね。


パーキンソンの法則がある以上、特別な人間以外は仕事の効率を最大限に向上させるのは難しいかもしれません。
しかし、こういった傾向があるということを理解することは、
日々の生活にとって大いに役立つと思います。
それを活かすには、何より、自分の仕事をこなす能力とタイムマネジメント能力の把握が重要です。

農場の仕事は無限にあるように思えます。
そこで限られた資源(資金、人材、時間など)の中で取捨選択をすることが、効率の良い農場管理につながると思います。

さて話は変わりますが、岐阜大学農場では知的障害者の雇用を推進しています。
障害者には先天的に障害を持つ人と、後天的に事故や病気などで障害を持つ人がいます。
後者の後天的に障害を持った障害者、
自分の障害を受け止め社会復帰するまでには健常者の想像を超える苦労があったと思います。
健常者のころの自分を知っているだけに・・・
障害を負って見事社会復帰した国語教師と元サッカー選手のラモス瑠偉さんのインタビュー
新井淑則さん×ラモス瑠偉さん 動画 - ATARIMAEクロストーク はたらくちから。 - ATARIMAEプロジェクト
失って初めて見えてくるものがあると思いました。
フルカワ
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